宇都宮城

宇都宮城

エリア:関東・甲信

住所:320-0817 栃木県宇都宮市本丸町2-24

宇都宮城は,平安時代の後期に築かれたとされ,築城者は,藤原秀郷とも宇都宮の祖とされる藤原宗円ともいわれているが確かな資料は残っていません。宇都宮氏は,宇都宮明神(二荒山神社)の社務職を兼ねながら宇都宮の地を治めた一族であり,神社の南に居館を構えていました。この居館が宇都宮城の始まりとされています。天正18年(1590)に小田原を滅亡させた豊臣秀吉は,7月~8月にかけて11日間宇都宮に滞在し,関東東北の武将に様々な命令を出しました。
慶長2年(1590)に宇都宮国綱が改易され,約500年にわたる宇都宮氏による支配は終わりを告げました。
江戸時代になると,北の外様大名のおさえとして徳川家の譜代大名の居城となりました。そのなかでも,本多正純は城下と城下町のつくりかえを行い,現在の宇都宮のまちの礎を築きました。江戸時代の宇都宮城の最大の特徴は,将軍家が初代将軍家康を祀る日光東照宮に参拝する際に将軍家が宿泊する城であったということです。社参行列の人数は大変多く,城も城下も大変賑わいました。
宇都宮城には,城主本多正純が日光社参から帰る将軍をからくり仕掛けの天井をつくって暗殺しようという「釣天井事件」の伝説がありますが,これは,正純が突然改易されたことから生まれた創作であり,事実ではありません。

宇都宮城

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