
犬山城

エリア:北陸・東海
住所:〒484-0082 愛知県犬山市犬山字北古券65-2
犬山城は、16世紀中頃に織田信康が木之下から城を現地に移したのが始まりと伝えられています。しかし、天守の創建年代を断定できる史料はなく、諸説あります。近年、天守に用いられた材木の年輪年代測定から、現存の天守は三層四階として天正18年(1590)頃に建てられたとする有力な説が出されましたが、それ以前の建物がどのようなものだったかはわかっていません。
元和3年(1617)に成瀬正成が拝領し、江戸時代を通して成瀬家城主が9代続きました。明治時代初めには国の管轄となり、明治6年(1873)に廃城と決定されます。同8年には城山全体が公園となり、櫓や門などは次第に売り払われていきました。その後、明治24年の濃尾地震で犬山城天守は大被害を受け、愛知県から旧犬山藩主の成瀬正肥に修復を条件として無償譲渡されました。
